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株主の皆様へ

取締役社長 永井 淳

代表取締役社長

永井 淳

 株主の皆様には、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 ここに、当社グループ第119期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)のご報告を申し上げます。

 当期の経済状況は、米国では自動車業界を中心に改善傾向が進みましたが、欧州は底を打ったものの停滞感が見られました。また、過剰設備を抱える中国やブラジルは失速が鮮明となりました。国内は、輸出関連企業を中心に企業収益の改善、設備投資の緩やかな回復傾向などにより、底堅い状況が継続しました。
 当社グループでは、海外では、欧州や中国・アセアン市場で自動車関連の設備投資が鈍化しましたが、国内では、堅調な自動車関連の設備需要に加え、表面処理装置や鋳造設備の更新需要が政府による投資補助金もあり伸長するとともに、設備稼働率の向上に伴う投射材やメンテナンス部品などのアフターマーケット需要が底堅く推移しました。

 このような情勢下、当期の受注高は93,730百万円(前期比0.1%減)、売上高は94,232百万円(同1.0%増)、受注残高は29,066百万円(同1.7%減)となりました。
 収益面につきましては、国内需要の大幅な増加に対して、工場生産体制の進捗管理を徹底して受注確保に努めるとともに、パターン化やモジュール化により、技術や生産での工数増加を抑制しつつ売上高を大きく増加できたため、営業利益は5,712百万円(同69.1%増)となりました。経常利益は、為替差損503百万円、持分法による投資損失337百万円の営業外費用の発生があり、5,536百万円(同25.5%増)となりました。純利益は、ブラジル経済の悪化や中国市場の減速の影響を受けて海外子会社等の減損損失があったこともあり、 2,706百万円(同2.6%増)となりました。

 利益配当金につきましては、期末配当金を1株当たり8円とし、すでにお支払い済みの中間配当金1株当たり8円と合わせて、年間配当金を前期より2円増配の1株当たり16円とさせていただきました。

 今期の当社グループの事業環境は、海外では、中国での過剰設備やブラジルでの経済低迷の影響が懸念される一方、メキシコなどでは日系を中心とした堅調な自動車関連の設備需要が期待されます。国内では、アフターマーケットである設備のメンテナンスや消耗品の需要継続が見込まれますが、円高による輸出環境の悪化が、自動車関連の設備投資意欲の阻害要因となると思われます。

 このような状況の中、2年目となる中期経営計画「Vital Sinto」の達成を目指して、北米・メキシコ、中国・アセアン市場などへ戦略商品の拡販を推し進めます。また、機械設備を納入したお客様へは、遠隔支援システムなどの設備を止めない「予防保全」と情報技術を活用した「突発対応保全」を実施する信頼のサポート[Sinto Support System]を、海外拠点と連携してグローバルに展開してまいります。
 国内では、事業の選択と集中を断行し、製造拠点や既存事業の見直しを行うとともに、電気の裾野の開拓や医薬分野への展開など「新商品」「新サービス」「新事業」の創出に挑戦し、徹底したコストの削減と付加価値の増大に取り組み、売上の拡大と収益の確保に努めてまいります。

 これからも皆様のご期待に沿うべく全力を傾けてまいりますので、このうえとも倍旧のご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

売上高、営業利益、経常利益

当期純利益/1株当たり当期純利益、1株当たり純資産/自己資本比率、1株当たり配当金

平成28年6月

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