鋳物とは?

鋳物ってなに?

金属は、ある温度まで温めると、溶けて液体になります。高温で溶かした金属を、砂などで作った型の空洞部分に流し込み、冷やして固めた製品を「鋳物(いもの)」と言います。鋳物をつくることが「鋳造(ちゅうぞう)」です。
溶けた金属を流し込むだけなので、複雑な形状の製品も、安く、大量に作ることができます。


何に使うの?

日頃目にも止めないマンホールの蓋は、実は鋳物でできています。その他にも、街を探せばありとあらゆる所に鋳物が使われています。私達は、意識せずとも日頃から鋳物に囲まれた生活を送っています。


金属加工あれこれ

金属を加工するには下のように、さまざまな方法があります。鋳造も、数ある金属加工法の一つです。

  • 鍛造(たんぞう)

    素材を伸ばしたり、曲げたりする

  • 切削

    工具を用いて工作物を削る

  • 溶接・溶断

    金属を接合したり、溶かして分離したりする

鋳物の価値が見直されている!

日本文化に世界の目が向くなか、「南部鉄器」など日本独自の鋳物も、評価を受けています。趣向を凝らした新しい鋳物製品も生まれ、鋳物への注目は日増しに高まっています!


日本の鋳物生産量は?

日本の鋳物生産量は、年間553.8万トン(2014年)で、東京スカイツリー154本分の重さです。
この数字は世界第4位。実は日本は世界有数の鋳物生産国なんです。

※『素形材』2016.5月号より