高性能かつシンプル・コンパクトを実現した金属検出機
食品に関わる全ての人の安心、安全を守ります。
2021年6月より完全制度化されたHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)に基づく、食品製造における3大危害要因の1つである、金属混入を検知する装置です。
世界初の「磁石の力を用いた方式(磁気バイアス型磁力線方式)」を採用し、従来より広く普及している「電流を用いた方式(サーチコイル方式)」と比べ、検出可能な範囲が広く、導入時の工程への制限がほとんどありません。
Tecnoeye™(テクノアイ)を導入することで、「HACCPに対応したい」「異物混入を防ぎたい」といったニーズに、簡単に対応することができます。

高機能
一般包装はもちろんアルミ箔包装にも対応
出荷前の最終形態での金属探知が可能となり、より安心につながります。
高濃度塩分食品も検出が可能
従来方式では、溶液内に電流が流れてしまうため、誤検知が多く、大幅に検出感度を低くする必要がありました。
しかし当方式では、高濃度塩分食品に対しても、高感度で金属検知が可能です。調味袋が内包された商品にも対応できます。
60℃から-10℃※まで幅広い食品温度に対応
検出装置を使用する際の温度調整(熱い食品を冷ます、冷凍食品を常温に戻す等)の工程は不要です。現状の製造ラインへの影響がほとんどありません。
様々な食品メーカーの商品や、レストラン、スーパーのテイクアウト品など幅広く対応可能です。
※各種条件により異なります。
シンプル・コンパクトな使い勝手
1.業界最小クラスのコンパクトサイズ
既存ラインに簡単導入が可能です。
オプションキャスタを取り付けることで容易に移動できます。また、磁気バイアス型磁力線方式の採用によりセンサに対する製品の搬入方向の制限がないため、お客様の製造ラインの変更は不要です。
※ラインへの導入はご相談ください。
2.操作方法がシンプル
タッチパネル、感度調整のみのシンプル構成で、初めてでも無理なく使用できる簡単設計です。
タッチパネルに表示されるガイドに従い、簡単な検査前準備を行うだけで、どなたでもご使用いただけます。
3.シンプル構造で優れた清掃性
全面ステンレスのシンプル構造により、日々のメンテナンスはふき取りのみで完了です。
4.日々のメンテナンスもシンプル
日常点検は専用のテストピース※を流すだけで簡単です。また、ベルト交換の際は、工具が要らず、15分で完了できます。
※テストピースは鉄とステンレスの2種をラインアップしております。
仕様
本体型式 | MFMD-1 | MFMD-2 | MFMD-3 |
---|---|---|---|
センサ幅 | 150 | 300 | 600 |
有効検出幅 | 80 | 230 | 530 |
※搬送コンベヤなど各種オプションも取り揃えております。お気軽にお問い合わせください。
食品製造ラインのトータルコーディネート
前後工程を含め、食品製造工程をトータルにご提案。作業性・生産性に優れた生産を実現します。


デジタルソリューション「C-BOX™」
生産設備をつなげ、ラインの「見える化」を実現。センサ、制御、モニタが現場コントローラに簡単につながるため、工場の生産性を向上します。
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは
事業者自らが、食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握し、原材料の受入から出荷工程まで、各工程ごとの潜在的な危害の予測(HA:危害要因分析)に基づき、危害の発生防止につながる特に重要な工程(CCP:重要管理点)を継続的に監視・記録する「工程管理システム」です。
三大危害要因
物理的危害要因 | 例:金属、ガラス、死骸などの異物混入 |
---|---|
化学的危害要因 | 例:農薬、食品添加物など |
生物的危害要因 | 例:細菌(食中毒菌)、ウイルス、寄生虫など |
従来方式との違い
〇従来方式
一般的に最終製品の抜き取り検査
◎HACCP方式
危害の防止につながる特に重要な工程の連続的・継続的な監視・記録が必要
⇒従来と比べ、より効果的に、安全性に問題のある製品の出荷を未然に防止できる
⇒不良製品発生の原因追及を容易にする
【世界初】磁気バイアス型磁力線方式とは
磁力線検出方式とは、X線を使わず磁力で異物を検出する方式です。磁力線の変化をセンサで検出します。
サーフェステックカンパニー 営業グループ