CASE 01
株式会社デンソーソリューションは、自動車関連や住宅・工場や住宅向けの商品・サービスを販売されており、中部支社をはじめ全国45の拠点で事業を展開されています。
またお客様のニーズにお応えするため、デンソー製品に留まらず様々な製品やサービスも取り扱っており、生産性の向上やコスト削減、省エネ、環境負荷軽減などに貢献できる高付加価値の事業も展開されています。
デンソーグループでは、2035年にかけてカーボンニュートラルを達成する目標を掲げており、当社でもその目標を達成するために省エネ活動を始めました。
最初に注目したのは最も消費電力が多い工場部門で、まずは「どの設備がどの時間にどれくらいの電力を消費しているか」を把握したいと考え、低コストで導入できる計測ツールの選定に着手しました。
計測ツールの選定において、導入コストとともにポイントにしたのは、「簡単で取り扱いやすい機器」であることです。作業者全員で様々な設備の計測作業を行う必要があったため、煩雑な操作が必要な機器では通常業務での運用が難しいと考えていました。その点、C-BOXは配線工事やプログラム変更が不要で取り付けも簡単だったので、誰でも必要な時に必要な場所で簡単に電力計測ができると思い導入を決めました。
普段の作業の中で電力を多く使っているイメージは有りましたが、現場の人間は工場の消費電力量や電気代は分からない状態でした。また、時間ごと・設備ごとの消費電力量は誰も把握しておらず、どこを改善すれば良いかが分からない状態でした。
C-BOXを利用すれば時間ごと・設備ごとの消費電力量が数字ではっきりと出てくるので、自分の担当エリアがどれくらい電気を使っているかがはっきりと分かりましたし、メンバー全員で改善ポイントを共有することができました。
C-BOXを利用して良かった点は、改善の効果を全員が確認できることです。「どのくらい減ったか」が分かるのは嬉しいですし、今後のやる気にもつながると思います。
また、これまでは安全や品質・生産性を重視した改善活動を行っていましたが、C-BOXで電力の見える化が可能になったことで、省エネへの改善意識を高めることにも繋がったと思います。
導入ツール
簡易電力計測パッケージby C-BOXは、電力を計測する電流センサ、測定したデータの収集と出力を行う受信機がセットになった商品です。
センサと受信機は弊社がセットアップして納入するため、お客様の設備には後付けでクランプ式電流センサを取付けられ、停電工事せずに簡単に設置できます。
電力の使用量の多い時間帯や工程を見つけ、現状分析や改善のきっかけづくりに役立ちます。
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