ダスト固化でレーザ加工粉じんの課題を解決

レーザ加工粉じんの処理はダスト固化装置で解決レーザ加工粉じんの処理はダスト固化装置で解決

レーザ加工粉じんの課題

近年、ファイバーレーザの普及が進み、レーザ加工機の加工速度が大きく向上しました。

これに伴い、金属の切断加工を行うと発生するダストの量も増加し、ダストを処理する作業と、その作業環境への影響が課題となっています。

また、レーザ加工粉じんは、特に粒子が細かく舞い上がりやすいため、以下のような問題もあります。

  • ① 二次飛散による人へのばく露周辺設備や床の汚れ
  • ② 廃棄物量が多いため、処理費用がかさむ
  • ③ 廃棄物量が多いため、保管スペースが必要

ダスト固化装置とは?

新東工業のダスト固化装置は、集じん機で捕集したレーザ加工粉じんをエアーを用いて圧縮することで、ペレット状に成形することが可能です。

ダストを固化することで、取り扱いが容易になります。

粉じんの固形化工程

  1. 集めてきたレーザ加工粉じんをダスト固化装置に投入します。
  2. ダスト固化装置にて圧縮成形を開始します。
  3. 装置内部で自動で圧縮成形され、ペレット状となって排出されます。

※集じん機一体型のダスト固化装置の場合は、集じん機で捕集したレーザ加工粉じんをそのまま圧縮成形するため、ダストの投入は不要です。

レーザ加工粉じんをダスト固化装置に投入

ダストの投入

ダスト固化装置にて圧縮成形

圧縮成形

ダストはペレット状となって排出

ダストの排出

導入メリット

再飛散を防止することで、
ばく露防止・周囲を汚さない

マスクレスでの作業が可能に

レーザ加工粉じんは粒子が細かいため、取り扱いに注意をしていても、わずかな振動で飛散してしまいます。

固化後のダストは二次飛散が抑制されるため、体内への吸収や周囲への飛散を軽減します。

固化前と後のダスト飛散比較

固化することでダストを再資源化

従来、レーザ加工粉じんの処分は有償で産廃業者が焼却・埋め立てなどの方法で処分していました。

固化装置導入後は、レーザ加工粉じんを固化することで、再資源化することができるため、作業環境を改善するとともに、循環型社会へ貢献することができます。

※詳細は取引先の産廃業者にご確認ください。

ダストの再資源化で循環型社会に貢献

容積の減容で保管スペースを削減

圧縮成形前と比較して、レーザ加工粉じんの容積をおよそ1/4に圧縮することが可能なため、処理費用や保管スペースの大幅削減に貢献します。

レーザ加工粉じんは4分の1に減容が可能

仕様表

単体型ダスト固化装置
DMD-SD01BC

新設・既設の集じん機両方の粉じんに対応可能な
単体型ダスト固化装置

単体型ダスト固化装置 DMD-SD01BC

仕様表

型式 DMD-SD01BC
電源 三相交流 200V・50/60Hz
フィルタ フィルタ材質 ポリエステル+PTFE
数量 2
払落し方法 パルスジェット
標準エアー消費量(N.T.P.) L/min 130
寸法(W×D×H) mm 980×710×1750
ダスト固化処理量 L/hr 1
ペール缶容量 L 12
電源ケーブル m 3
ケーブルサイズ 2SQ×4芯
推奨ブレーカ A 20
概算質量 Kg 220
標準色 日塗工NO.75-70D

レーザ加工機用ダスト固化装置付き集塵機ダズミック JXM-Ⅵ Mib

ダスミックのフラグシップモデルであるJXMに固化ユニットを搭載した集じん機一体型タイプのダスト固化装置

レーザ加工機用ダスト固化装置付き集塵機 ダズミック JXM-Ⅵ Mib

仕様表

型式 JXM-V Mib JXM-VI Mib JXM-VII Mib
電源 三相交流 200V・50/60Hz
送風機用モータ KW 3.7 5.5 7.5
風量 m³/min 30 40 60
静圧 kPa 3.04 2.97 2.75
騒音値 db(A) 70±2
フィルタ フィルタ材質 ポリエステル(PTFEメンブレン)
数量 9 12 16
払落し方法 対向パルスジェット
標準エアー消費量(N.T.P.) L/min 144 151 199
寸法(W×D×H) mm 1820×975×
2626
1820×975×
2776
2270×975×
3011
標準吸込口径(φ) mm 248 298 298
ダスト固化処理量 L/hr 1
ペール缶容量 L 12
電源ケーブル m 3
ケーブルサイズ 3.5×4芯 5.5×4芯 8×4芯
推奨ブレーカ A 30 50 60
概算質量 Kg 610 810 990
標準色 日塗工NO.75-70D
  • 仕様は製品改良のため、予告なく変更することがあります。
  • 本機はインバータを標準搭載しています。仕様表の静圧は60Hzで運転した場合の値です。
  • 仕様表の騒音値は当社の定めた測定方式による実測値であり、騒音値を保証するものではありません。
  • 可燃性・導電性粉じん・引火性ガスの吸引、発生する場所での使用はしないでください。
  • 雨水や水などがかかる恐れのある場所では使用しないでください。
  • 固化装置の処理量は、弊社の試験粉体を用いた場合の参考値です。粉じんの性状により処理量は変動します。