

鋳物と暮らす私達
人々は、古くから鋳物とともに暮らしてきました。
現代でも、鋳物は社会のあちこちで使われています。
家の中
毎日使用するあの製品も、実は鋳物でできています。
風鈴

鋳物特有の澄んだ音色が、涼しい夏を演出します。
蛇口

見た目の美しさ、水に濡れても錆びない性質を兼ね備えています。
デジタルカメラ

薄さ、軽さ、頑丈さを求められる筐体部分に、鋳物が使われています。
なべ

熱がゆっくり伝わる鋳物の鍋は、水をあまり使わず、栄養素のたっぷりはいった料理をつくることができます。
街の中
一歩街に出れば、鋳物があふれています。
街灯

頑丈な鋳物でできた街灯が、夜の街を安全に照らします。
ETCゲート

大きなアーチ状のETCゲート。このように複雑な形状は、鋳物の得意分野です。
マンホール

何度車に踏まれても壊れない耐久性に加え、最近では様々な模様のデザインマンホールが生まれています。
銅像

西郷さんやハチ公などの、街のシンボルも、鋳物でできています。
自動車
耐久性や強度が求められる自動車部品には、鋳物が多数使用されています。
エンジン

ピストンが高速で上下するエンジンには、頑丈さが求められます。様々な鋳物の部品が使われています。
ブレーキ

高速回転するタイヤを、摩擦の力で停止させるブレーキ。2つの摩擦に強い鋳物をこすりあわせることで作動します。
ホイール

性能だけでなく、デザインの美しさも求められるホイール。鋳物なら、様々なデザインのホイールを作ることが可能です。
こんなものも、鋳物です!
1964年のオリンピック東京大会、開会式が行われた旧国立競技場の聖火台も、実は鋳物でした。鋳物ならではの美しい模様に、世界の注目が集まりました。
