COLUMN

2026.04.22

電動アクチュエータ(電動シリンダ)の選定方法・導入までの流れについて

  • シリンダ選定
  • 豊富なラインアップ
  • 実機検証テスト
  1. 電動アクチュエータ
  2. お役立ちコラム
  3. 電動アクチュエータ(電動シリンダ)の選定方法・導入までの流れについて
業界最小で最軽量の電動アクチュエータ

電動アクチュエータ(電動シリンダ)は、近年ますます幅広い分野で採用が進んでいます。
油圧シリンダからの置き換えなど、電動アクチュエータの導入をお考えではございませんか?

新東サーボシリンダは3kN~300kNの高推力まで幅広いラインアップを揃え、自動車の部品組付けをはじめとした圧入・カシメなど、多様な業界・用途で活用されています。
お客様の用途や必要となる仕様に応じて、最適な電動アクチュエータをご提案します。

また、油圧シリンダからの置き換え実績も豊富で、実機検証による必要推力の選定から、導入後の運用支援まで、一貫してお客様をサポートさせていただきます。

電動アクチュエータ(電動シリンダ)の選定に
必要な基本要素

電動アクチュエータを適切に選定するためには、用途・動作条件・要求精度・使用環境などを明確にすることが重要です。

新東工業では、専門の技術・営業スタッフがお客様の使用条件やご要望をお伺いし、最適な電動アクチュエータを選定のうえ、ご提案します。

以下では、電動アクチュエータを選定する際に、押さえるべき6つのポイントを解説します。

必要推力(荷重)

推力はシリンダを選定するうえで、最も基本的かつ重要な要素です。

対象物を押す・引く・保持する際に必要となる力によって、モータ容量やアクチュエータの機構が変わります。

新東工業のプロセスセンターにお越しいただければ、実機による必要推力の検証も可能ですので、ぜひご活用ください。

また、新東サーボシリンダCYAP-Dシリーズでは、最大推力3~300kNの幅広い標準ラインアップを揃えており、お客様の仕様に応じて、さらに高推力(実績最大値:1000kN)まで検討することも可能です。

ストローク(移動距離)

ストロークはアクチュエータが動作できる距離を指し、アクチュエータの全長や設備寸法にも影響する要素です。必要な動作範囲に余裕を加えたストロークを選定するのが一般的です。

新東サーボシリンダCYAP-Dシリーズでは、100・200・300・400㎜のストロークをラインアップしています。また、お客様の仕様に応じて50㎜単位任意のストロークでの製作が可能であり、3000㎜などのロングストロークにも対応可能です。

速度

速度はサイクルタイムを左右する要素です。必要とされる速度や推力に応じて、モーター容量やアクチュエータの機構を検討します。

新東サーボシリンダは、重量物の高速搬送用途において、最大速度1200mm/sec・最大加圧力70kNなどの実績がございます。カタログ仕様外でも、お気軽にご相談ください。

荷重精度・位置精度

要求精度は品質に直結する重要な要素であり、電動アクチュエータの大きなメリットは、その高い制御性にあります。

新東サーボシリンダCYAP-Dシリーズは、荷重精度±0.5%位置精度±5μmを実現し、電動アクチュエータの中でも業界トップクラスを誇ります。

これにより、お客様の品質向上加工不良の低減に大きく貢献します。

また、プロセスセンターにお越しいただければ、実機による検証およびサンプル評価も可能ですので、ぜひご活用ください。

使用環境

使用環境によっても、アクチュエータの仕様を検討する必要があります。

新東工業では、屋外・粉塵・海洋・オイルミスト・クリーンルーム・ドライルームなど、お客様の使用される環境に応じて、最適な電動アクチュエータをご提案します。

サイズ(コンパクト性)

装置設計において、サイズは非常に重要な要素です。限られたスペースへの設置、軽量化、他機器との干渉回避などを考慮し、必要な仕様とコンパクト性のバランスを踏まえて選定する必要があります。

新東サーボシリンダCYAP-Dシリーズは、業界最小・最軽量クラスのコンパクト設計が最大の特長です。これにより、お客様の設備全体の省スペース化設備高さの短縮に大きく貢献します。

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電動アクチュエータ(電動シリンダ)
導入までの流れ

以下では、電動アクチュエータを導入するまでの基本的な流れについて解説します。

1. 仕様確認

電動アクチュエータを適切に選定するために、まずは仕様を明確にすることが重要です。

新東工業では、仕様確認用紙へのご記入やお打ち合わせを通じて、前項でご説明した各要素を含む、主な仕様を確認させていただきます。

お客様の用途や課題をお伺いし、最適な機種・仕様をご提案するための重要なプロセスとなります。

2. 実機検証テスト

油圧シリンダからの置き換えなど、初めて電動アクチュエータの導入を検討されるお客様にとって、実機検証テストは非常に有効です。購入前に実機での検証を行うことで、安心して検討を進めることができます。

例えば、「これまで10トンの油圧シリンダを使用していたが、電動アクチュエータも同じ10トン仕様で良いのか」といった必要推力の選定にも最適です。そのほか、サイクルタイムの確認やテストサンプルを作成して品質評価も行えます。

新東工業では、専門の技術・営業スタッフが、サンプルデータの取得からお客様の課題解決までサポートします。

サーボシリンダ実証機
サーボシリンダ実証機

検証テストお申込み

3. 型式選定

前項で確認した仕様を基に、お客様の用途や条件に最適な型式を選定します。

新東工業では、単に仕様項目を当てはめるだけでなく、必要推力・サイクルタイム・使用頻度などの条件を踏まえ、モータの負荷率およびボールねじ寿命を算出したうえで、お客様の条件に最適な電動アクチュエータをご提案します。

4. 本導入・立ち上げ

電動アクチュエータのご購入後は、装置への組み込み、立ち上げ作業を行います。

装置への組み付け後、配線作業や他機器との接続を行い、動作確認やお客様の生産条件に応じた各種設定を行います。

新東サーボシリンダは、自社開発のサーボコントローラを標準装備しており、お客様独自の制御システムを簡単かつ短時間で構築することができます。

また、立ち上げ作業時のサポートをはじめ、保全作業のご説明や運転プログラムの作成など、運用開始後の支援まで、一貫してお客様をサポートします。

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電動アクチュエータ(電動シリンダ)導入事例

電動アクチュエータは多様な業界・用途で活用されており、近年ますます幅広い分野で採用が進んでいます。以下では、代表的な導入事例をご紹介します。

自動車ミッション部品(駆動系) 圧入・カシメ

ベアリング・スリーブ・シャフトの圧入や、ブレードのカシメなど、数多くの工程でご採用いただいています。

圧入工程において必要不可欠となる圧入端での品質判定も、容易にシステム構成が可能です。

圧入・カシメ

自動車リチウムイオン電池 圧縮

電池製造工程では、緻密化・積層・クランプ・拘束・検査・試験など、さまざまな工程で使用されています。

荷重制御と位置制御を容易に組み合わせることができるため、高精度で微細なコントロールを実現します。

圧縮

造波装置の水門開閉

特殊な事例として、水門を開閉して貯水槽の水を放流し、人工的に波を発生させる実験装置にも採用されています。

海洋用途をはじめ、お客様の使用環境に応じた仕様にも柔軟に対応します。

造波装置の水門開閉

航空機体験用6軸シミュレータ

特殊な事例として、航空機・車両運転のシミュレータ、遊戯施設でのバーチャル体験装置などにも使用されています。

制御機器と複数の電動シリンダを連動させることで、応答性に優れたリアルな動作を再現します。

航空機体験用6軸シミュレータ

電動アクチュエータ
(電動シリンダ)
導入を検討中のお客様へ

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新東工業では電動アクチュエータ(電動シリンダ)の製造・販売を行っています。

弊社の主力製品である新東サーボシリンダCYAP-Dシリーズは、業界最小・最軽量クラスのコンパクト設計により、設備全体の省スペース化や設備高さの短縮に貢献します。

さらに、業界トップクラスの位置精度(±5μm)と荷重精度(±0.5%)により、品質向上や加工不良の低減に貢献します。

電動アクチュエータの導入をご検討中のお客様は、ぜひご相談ください。

特機事業部 営業グループ

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