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カーボンニュートラル・省エネ・作業環境改善
労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月1日から施行されました。その具体的な内容について解説します。
令和7年6月1日に厚生労働省が定める改正労働安全衛生規則(安衛則)が施行され、熱中症対策が罰則付きで義務化されました。
具体的な改正の内容・義務化に伴って何をしなければならないのか、厚生労働省の資料を読み解きながら省令の解釈と取るべき対応を解説します。
POINT
左記右記下記の改正省令を読むと、
が義務付けられたことがわかります。
CHECK
※赤ワク線は当社が追記
近年の熱中症による死亡災害の傾向として、97%以上が「初期症状の放置・対応の遅れ」によるものでした。
また、過去数年の夏季の気温上昇に伴い、熱中症の災害発生件数・死亡者数・死傷者数も年々増加しております。
そこで、厚生労働省は職場における死亡に至らせない(重篤化させない)ための適切な対策が必要と判断し、労働安全衛生規則が改正されました。
※赤ワク線は当社が追記
また、気象庁の発表によると2025年も全国的に猛暑が予想されております。
出典:気象庁Webサイト
まずはPOINT 01で挙げた体制づくりと措置の決定、そしてそれらを関係作業者に周知する必要があります。
さらに省令の施工規則を細かく見ていくと、WBGT値28度以上の「暑熱な場所」で継続して1時間以上または1日当たり4時間以上の作業を管理することが求められています。
※赤ワク線は当社が追記
また、もちろん作業者に熱中症が生じた場合は決めた手順に則って身体冷却、医療機関への搬送など適切な対処が求められます。
※赤ワク線は当社が追記
さらに、現場における対応として、ウェアラブルデバイスの活用で体調異常を発見・通知するなど、現場の実情に応じた対策が求められております。
例えば一人作業で発見・連絡が困難となる場合、熱中症症状の早期発見にはセンサによる常時監視が有効です。
※赤ワク線は当社が追記
令和2年度厚生労働省委託事業「職場における熱中症予防に関する講習会」によると、ウェアラブル端末を用いた体調不良者の早期発見、クラウドを経由した管理者への即時通知が熱中症対策の先進事例として紹介されております。
市販の安価なウェアラブルデバイスを用いたシステムだと、作業者のスマホだけに通知がいって、他の方には通知がいかない、わからないというものが多いと思います。
新東工業は左記の先進事例の様なシステムを安価に構築するパッケージを提供しております。
※上部の赤ワク線は当社が追記
また、同資料によると脱水症状がもたらす影響として、体内水分が1%失われるごとに心拍数が5~10上昇し、心拍数180-年齢[回]が警戒信号にあたると言われております。
作業者の手首にウェアラブルデバイスをつけ、一人一人の脈拍をリアルタイムで取ることは脱水症状を重篤化させない意味でも効果が有ると言えます。
※赤ワク線は当社が追記
上記の緊急時の体制、措置の手順について関係作業者には一つの緊急連絡先を決め、掲示、メール送付、文書配布などの周知が併せて求められます。
※赤ワク線は当社が追記
以上が今回の省令改正における概要とその具体的な対応となります。
職場における熱中症対策についてお役立ていただけますと幸いです。
新東工業はインターネットやウェアラブル端末を利用した作業現場の温湿度管理、WBGT値管理、作業者の体調管理が手軽に、安価でできる商品をご提案しております。
是非下記リンクより詳細をご覧ください。
※赤ワク線は当社が追記
PICK UP
新東工業は熱中症対策としてウェアラブルデバイスを用いた作業者の体調管理システム、スポーツドリンクやネッククーラーを詰め合わせたキットをご提案しております。
上記の熱中症対策義務化に関する具体的な対応として、安全な作業現場への備えとしてぜひご活用ください。
ウェアラブルデバイス・温湿度センサを
簡単につないで
体調不良者を早期発見
温度、湿度など
作業現場の環境情報を測定し、
リアルタイムでモニタに反映
スポーツドリンク、ネッククーラー、
ミネラルウォーター等を詰め合わせた
熱中症対策キット