COLUMN

装置の小型化・省スペース化が進む一方で、品質要求の高度化により、限られたスペースで高推力かつ高度な制御を実現できるアクチュエータが求められています。
本記事では、装置設計でお悩みのお客様に向けて、小型なのに高推力を実現する電動アクチュエータをご紹介します。
製造業において、生産設備の省スペース化や設備高さの低減は、 生産性および安全性を向上させるうえで重要な課題となっています。 限られた工場スペースを最大限に有効活用するため、設備全体の小型化に対するニーズはますます高まっています。 このような背景から、装置設計ではアクチュエータの外形寸法や全長が重要な選定要素となり、省スペースで設置できる小型アクチュエータが求められています。
装置の小型化が進むなかで、品質要求の高度化やトレーサビリティの強化も進んでいます。
電動アクチュエータは位置・速度・推力を高精度に制御できるだけでなく、動作データの取得が容易で
品質管理に優れている点が大きな特長です。
油圧シリンダは高推力に優れるものの、細かな制御や動作状態の可視化には複雑な調整が必要です。
こうした背景から、設備の小型化に加え、高度な品質要求へ対応するため、電動アクチュエータの採用が進んでいます。
電動アクチュエータは、「高精度」 「省エネ」 「メンテナンス容易」という特長を持ち、組立装置や搬送機械などで広く活用されています。
サーボモータを動力源とし、その回転をボールねじ機構によって直線運動に変換します。サーボモータの回転量を制御することで、正確な位置決めが可能です。
新東工業の電動アクチュエータは、ロードセル(荷重センサ)と専用コントローラを組み合わせることで、位置と荷重を高精度に制御し、多様な動作に対応可能です。
油圧シリンダは高い推力を発生できることを特長とし、プレス機械や工作機械、建設機械などで広く使用されています。
油圧ユニットで加圧した作動油をシリンダ内部に供給し、その圧力によってピストンロッドを伸縮させることで、大きな推力を生み出します。
一方で、油圧ユニットや配管が必要となるため、設置スペースの確保や油漏れ対策が求められます。
電動アクチュエータと油圧シリンダには、それぞれ前述のとおり特長があり、用途に応じて使い分けられていますが、近年では省エネや環境配慮の観点から電動化が進んでいます。
比較すると、以下のような違いがあります。
電動アクチュエータ
油圧シリンダ
油圧シリンダは高推力が特長ですが、新東サーボシリンダは最大1000kNの実績があり、電動アクチュエータでも高推力に対応可能です。
主力製品である「CYAP-Dシリーズ」は、3kN~300kNまでの幅広いラインアップを取り揃えており、
業界トップクラスのコンパクト設計と高精度が特長です。
近年製造業において求められる設備の小型化と品質要求の高度化に貢献します。
無駄のない内部構造により、性能・耐久性を維持したまま、コンパクトで使いやすい電動アクチュエータを実現しました。 狭いスペースでも設置が可能となり、設備全体の省スペース化や設備高さの低減に貢献します。

ロードセルを内蔵した独自の荷重検出機構とサーボモータの性能を最大限に活かす機構により、業界トップクラスの位置精度±5µm、荷重精度±0.5%(F.S)を実現します。 高精度な動作により、お客様の加工工程における品質向上に貢献します。

現在においてアクチュエータには、装置の小型化と品質の高度化を両立することが求められています。 電動アクチュエータは、油圧シリンダが得意とする高推力領域にも対応しながら、高度な制御性や環境負荷の低減といった強みを兼ね備えています。 新東サーボシリンダは、小型でありながら高推力・高精度を実現し、装置設計の自由度を大きく向上させます。 省スペース化と品質向上の両立にお悩みの際は、ぜひご検討ください。