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働く空間の状態を“見える化”するアメニティメータに環境の安全性レベル推定機能を追加

働く空間の状態を“見える化”するアメニティメータに

環境の安全性レベル推定機能を追加

 

新東工業株式会社(本社:名古屋市、社長:永井淳)は、働く空間の環境状態をリアルタイムで“見える化”する「アメニティメータ」に、働く空間の有害粉じんに対する安全性を評価する管理区分推定機能を追加しました。

 

 

 

従来、作業管理区分は年に数回、専門家が作業環境の安全性を評価するために行う作業環境測定に基づいて判定される「点」の情報でした。しかしこの新機能により、管理区分の判定を常に行うことができ、「常時」その変化の傾向を把握できるようになります。これにより、安全性が悪化する前に適切な対策を講じることが可能となるため、働く人の健康リスクを低減させることができます。併せて、実際の法定作業環境測定を安心して実施することができます。

 

■新しい機能

●アメニティメータのマッピング機能を利用した管理区分の算出

働く空間の状態を天気図のように表示できるアメニティメータの“マッピング機能”を活用し、必要な測定点の濃度を推定することによって、センサを追加設置せずとも管理区分を推定できます。

 

●作業環境管理区分変化の傾向を詳細に把握

法定測定における管理区分の判定は、安全な状態の第1管理区分、注意が必要な状態の第2管理区分、対策が必要な状態の第3管理区分の3段階で表されますが、その判定をもっと細分化し0.1単位で表現します。十分に余裕のある第1管理区分であるのかどうかを知ることによって、環境改善の必要性の有無が判断しやすくなり、環境が悪化してしまう前に対策をすることができます。

 

●管理理区分の履歴を表示

法定測定では、対象作業場全体平均値から算出されるA測定結果と、対象作業場の中で最も悪い場所の値から算出されるB測定結果のうち、いずれかの高い値にて対象作業場の管理区分が判定されますが、この機能ではA,Bそれぞれの別々の測定結果を示すことができます。さらにその履歴は記録されており、グラフで表示することも可能です。これにより、いつどこに問題があるのかを容易に把握できます。

 

どの時間に管理区分が悪化したかがわかる

 

 

●管理区分の変化の傾向を把握

管理区分変化の日々の傾向を散布図で表示します。1年間の履歴を1つの画像で把握することができるので、直観的に過去から現在の環境状態の変化を知ることができます。

 

管理区分変化の傾向がわかる

 

これらの機能は、パソコンやスマートフォンなどのブラウザからクラウドサーバにアクセスすることで利用可能です。そのため事務所などの離れた場所からリアルタイムで作業環境の安全性を評価することができます。このように常に作業環境の状態を把握することで、日常的な作業環境の管理や保全作業の負担軽減にも大きく貢献します。

 

■アメニティメータが目指すもの

労働安全衛生法に基づく「作業環境測定」は実施頻度が低く、限られた場所のみが対象となるため、日々の作業環境の安全性を把握するには不十分です。今回、アメニティメータに新たに追加された管理区分推定機能により、日々の作業空間の状態をリアルタイムで把握できるようになりました。これにより安全性の悪化を早い段階で察知し、働く人の健康リスクを未然に低減することが可能になります。

新東工業ではこのシステムを通じて、誰もが安全に働ける環境づくりのお手伝いをしてまいります。

関連ページ:https://www.sinto.co.jp/product/iot/amenity-meter/

 

 

【商品に関するお問合せ】

エコテックカンパニー 営業グループ

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