計測器・測定機校正

新東工業 厚木事業所は「長さ」区分における国際MRA対応のJCSS認定事業者で、各種計測器についてISO/IEC 17025に適合したJCSS校正を行います。

JCSS 0304 Calibration

当社は、ISO/IEC 17025を認定基準として用い、ISO/IEC 17011に従って認定スキームが運営されている校正事業者登録制度(JCSS)の下で認定されています。

JCSSを運営している認定機関(IAJapan)は、アジア太平洋認定協力機構(APAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に署名しています。

当社は、国際MRA対応のJCSS認定事業者です。JCSS 0304 Calibrationは、当社の認定識別です。

新東工業で計測器・測定機を校正するメリット

メリット①

国家標準・国際標準の測定機との
トレーサビリティが確立できる

お客様の計測器・測定機を新東工業で校正を行うことで、国家標準や国際標準とトレーサビリティを確保でき、測定結果の信頼性を得ることができます。

メリット②

ISO 9001に適合

品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001」の運用にご活用下さい。

メリット③

自動車産業向け品質システムに対応

自動車産業向け品質マネジメントシステムの国際規格であるIATF 16949で求められている校正証明書を発行します。

メリット④

海外での信頼性確保にもつながる

国際相互承認(MRA)に対応しているため、JCSS校正の品質は海外のお客様からも信頼されます。

JCSS校正サービス対象の計測器・測定機

登録の区分 長さ
校正対象 波長計量器 一次元寸法測定器 形状測定器

長さ測定用He-Neレーザー(レーザー測定機)

波長計量器のJCSS校正事業者として長さ測定用He-Neレーザー(633mm)の波長校正を行います。

校正対象物 校正測定能力(K=2)
633nm波長安定化He-Neレーザー 4.2×10-11

※製造メーカーを問わずJCSS校正を行っています。

認定証
認定証
トレーサビリティ体系図
トレーサビリティ体系図

校正サービスの流れ

①波長計量器・一次元寸法測定機・形状測定機(座標測定機用ゲージ)

校正器物を送付いただき、当社で校正を行います。発注から校正器物の返却まで10営業日前後での対応が可能です。

②座標測定機

当社の校正担当者がお客様のもとへ訪問して校正を行います。校正の実施から校正証明書の送付まで10営業日前後での対応が可能です。

計測器・測定機の校正について

計測器はなぜ校正が必要?

品質の高いモノづくりを行うためには、生産や検査の過程で計測器や測定機を使用することが必要不可欠です。

しかし、これら計測器や測定機が示す値は必ずしも正確であるとは限りません。使用している計測器や測定機の測定結果の正確性を確保するには、国家標準と計測器の測定結果を比較して測定結果がどのくらいずれているかを確認しなければなりません。

特に近年、自動車業界や航空宇宙業界では高品質なものづくりを行うために部品調達基準を設けており、その基準のなかに計測器や測定機の校正についても規定されています。そのため、国家標準にトレースされている計測器によって校正された計測器を使用していない場合は、規定の基準を満たすことはできず、関連メーカとの取引ができないようになりつつあります。

計測器の正確性を証明することで、製品の正確性を証明できる
トレーサビリティ体系図

普段使用している計測器(測定機)をどうやって「国家標準」と校正するの?

国家標準は国内では定められた場所にしかないため、普段使用している計測器(測定機)を直接校正することはできません。ここで登場するのが「計量トレーサビリティ」という考え方です。

この考え方は、「普段使用している計測器(測定機)が基準となる計測器(測定機)で校正され、基準となる計測器(測定機)がさらに上位の基準となる計測器(測定機)で校正されているかを辿っていき、最終的に国家標準にたどり着いた場合に、普段使用している計測器(測定機)の不確かさが表記されている測定結果は国家標準にトレーサビリティが取れている」というものです。この「計量トレーサビリティ」を証明するためには、JCSS校正証明書が必要となります。

計測器や測定機の校正はどこに頼んでも同じ?
「JCSS校正」「国際MRA」とは?

計測器や測定機の校正については、「一般校正」と「JCSS校正」があります。一般校正については国家標準までのトレーサビリティを校正業者の責任において担保しています。

一方でJCSS校正は、ISO/IEC 17025に準拠した校正事業者としてJCSSを運営している認定機関(IAJapan)が計量法のもとで登録しています。JCSSロゴマークが付いた校正証明書は、国家標準とトレーサブルであることを証明することができます。

また、認定機関であるIAJapanはアジア太平洋認定協力機構(APAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に加盟しているため、認定国際基準の認定を受けているJCSS校正事業者は「国際MRA対応事業者」となり、グローバルで国際MRAに対応した校正証明書が受け入れられています。

電池・精密営業グループ(校正担当)

046-248-0026

受付時間/月~金 9:00~12:00、13:00~17:00(祝祭日・弊社休日を除く)

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