レーザーマーカー
Laser Marker
高出力が生み出す
「速く」「深い」マーキング。
レーザーマーキングとは
レーザーマーキングは、レーザー光を使用して表面を恒久的にマーキングする非接触の加工技術です。
金属、樹脂、セラミック、ゴムなど様々な素材へのマーキングが可能であるため、日本語、英数字のテキストはもちろんのこと、2次元コードや、シリアル番号、VIN番号など刻印ができ、部品や製品のトレーサビリティ管理に活用されています。
レーザーマーカーの加工対象
様々な素材に対して加工が可能です。
鉄、アルミ、ステンレス、マグネシウム、鉛、亜鉛等の金属
- プラスチック
- ゴム
- 段ボール
- 木
- 紙
- 砂型(鋳型)
レーザーマーカーの加工事例
立体形状にもマーキング可能
優れた3次元ビーム制御により、平面のみでなく、曲面や斜面などに対しても加工ができます。
様々な製造分野で活躍
様々な製造分野で活用できるため、製品や工程に応じたトレーサビリティに貢献します。
当社レーザーマーカーの特長
圧倒的なサイクルタイム
少ない加工時間で、より微細でより深いマーキングを実現します。
同型機種と比較して約5分の1の時間で加工ができるため生産性の向上も期待できます。
後処理後でも消えないマーキング
熱処理やショットブラストなどの工程を介しても、しっかりと読み取ることができる深いマーキングです。マーキングが消えないことでトレーサビリティに貢献します。
省エネルギー化に貢献
同型機種と比較し、少ない消費電力でレーザー加工が可能となります。
コストダウンだけでなく、お客さま工場の消費エネルギー削減に貢献します。
レーザーマーカーのメリット
薬剤や消耗品が不要
レーザー装置を稼働させるために必要なのは電気のみで、薬剤や研磨材などの消耗品が不要な環境にやさしい技術です。また、レーザークリーニングにおいては、付着物を蒸発させて剥離するため廃棄物の発生も極めて少ないです。
優れた精度コントロールで
高品質+3D対応
「強い」「弱い」「深い」「浅い」などの優れた出力精度コントロールにより、お客様のニーズにお応えします。また、平面加工のみでなく3次元の加工にも対応しています。
製造ラインのトータルコーディネート
レーザー装置だけでなく、画像検査機や集塵機、搬送機器、IoT商品もトータルシステムで提案します。自動化による作業性・生産性に優れた生産を実現します。
従来のマーキング方法との比較
インクジェットや刻印機など、従来のマーキング方法と比較して、レーザーマーキングを活用する様々な利点があります。
レーザーマーキング | インクジェット | スタンプ | 刻印機 | |
---|---|---|---|---|
接触/ 非接触 | 非接触 | 非接触 | 接触 | 接触 |
刻印耐久性 | ○ 半永久 | × 消える | × 消える | ○ 半永久 |
刻印微細度 | ○ | × | × | △ |
ランニングコスト | ○ ほとんどなし | × インク | × インク | × 接触部品交換 |
保守性 | ○ | × 洗浄工数 | × 洗浄工数 | × 段取り替え工数 |
環境リスク | ○ ほとんどなし | × 洗浄排水 | × 洗浄排水 | ○ ほとんどなし |
レーザーマーカーのラインアップ
ロータリーテーブルタイプ
コンベアタイプ
安全基準クラス1の安全外装
手動モデル・自動モデル共に、国際規格クラス1レーザーの基準に従った安全な外装です。
高い防塵・防水・堅牢性
高温・粉塵に強い設計で、最大10年間、わずかなメンテナンスで24時間365日稼働できます。
- レーザーヘッド:IP 67認定
- 電気キャビネット:IP 54認定
レーザーマーカーに関するよくあるご質問(FAQ)
-
Q. レーザーマーカーおよびレーザークリーナーを利用するにあたり、レーザーの専門知識は必要ですか?
- A.レーザーの専門知識は必要ありません。
弊社では対象となるワークごとに適切なパラメーターをご提案させていただきます。
もちろん、パラメーターをお客様ご自身で設定いただくことも可能です。
- A.レーザーの専門知識は必要ありません。
-
Q. ワークのテスト加工は可能ですか?
- A.もちろん可能です。弊社のテストラボにてお客様のご要望に合わせたテストを行います。
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Q. レーザーマーカーで画像を印字することは可能ですか?
- A.可能です。
文字や2次元コードの他にも、四角や円(もしくは楕円)なども印字することが可能です。
- A.可能です。
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Q. レーザー切断と刻印の違いは?
- A.レーザー刻印がレーザー光を短いパルスで焦点に当て刻印するのに対し、レーザー切断は連続的にレーザー波を当てて切断を行います。
レーザー刻印はほとんど100W以下の出力で行われますがそのエネルギーは瞬間的に10000Wに達します。
一方レーザー切断では6000Wの出力が連続的に必要になります。
- A.レーザー刻印がレーザー光を短いパルスで焦点に当て刻印するのに対し、レーザー切断は連続的にレーザー波を当てて切断を行います。
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Q. 二次元バーコードとデータマトリックスのどちらを使えば良いでしょうか?
- A.二次元バーコードは多くの用途で使われていますが、データマトリックスには二次元バーコードと比較して大きな長所があります。
同じスペースにより多くの情報量(桁数)を記録することができるので、同じ時間でより多くのデータをマーキングする事が可能です。
- A.二次元バーコードは多くの用途で使われていますが、データマトリックスには二次元バーコードと比較して大きな長所があります。
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Q. レーザーマーキングにかかる時間は?
- A.レーザーマーカーは半永久的なマーキングを瞬時に行えます。
僅かな差ではありますが、マーキングに要する時間は後述する3つの要素に左右されます。
材質:材質が硬いほど時間を要します。
色 :グレーよりも黒の方が時間を要します(マークが濃いほど時間を要する)
出力:レーザ出力が高いほど時間は短くなります
- A.レーザーマーカーは半永久的なマーキングを瞬時に行えます。