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集塵機火災の原因となるダクト内の粉じん火災を防止する装置を販売開始
集塵機火災の原因となるダクト内の粉じん火災を防止する装置を販売開始
新東工業株式会社(本社:名古屋市、社長:永井 淳)は、集塵機火災の主原因となるダクト内火災を防止できる難燃化粉体※1定量供給装置を開発し、この4月内に販売開始を予定しています。
工場火災は企業にとって大きなリスクです。近年は高機能微細粉体※2など、燃焼しやすい微粒子が発生する工程※3が増加し、さらにそのリスクは年々高まり、火災対策の重要性は一層高まっています。これに対し新東工業では、従来から火災の発生防止、早期発見、延焼防止の3つの対策により、安全安心な工場づくりを目指してきました。
火災の発生防止対策には、着火源の除去とともに可燃物の排除が必要であり、集塵機本体に対しての難燃化対策など様々な対策を提供しておりましたが、ダクト内部に付着堆積する粉じんへの対策は、ダクト内の定期点検や清掃しか手段がなく、その実施頻度によってはリスクを抱えたままの運転とせざるを得ませんでした。
そこで当社は、粉じんを難燃化する不燃粉体を、最適にかつ正確にダクト内部に供給できる装置を開発しました。粉じんを不燃化することによって、ダクト内部だけでなく集塵機内部の粉じんも安全な性状となり、安全に排出することができます。本装置の特徴は、正確に供給できることに加え、供給量の履歴や難燃化材残量の管理を自動化し、省人化とともに人為的な運用ミスの防止措置までを実現できることです。この従来にはない機能により、ダクト内部の堆積物の難燃化を確実に行い、火災を未然に防止することができます。その結果、集塵機火災を防止し、安心な工場を実現、企業が抱えるリスク軽減に貢献します。
※1:炭酸カルシウム、タルクなどの不燃粉体
※2:カーボン微粒子、チタン微粉など
※3:SUS溶接ヒュームなど
新東工業はこの装置の普及を進めることにより安心安全な工場を実現し、これからもお客様のものづくり活動の発展に貢献していきます。
【資料 難燃化粉体定量供給装置】