お知らせ
可搬式フォースプレートで“遊びながら科学する”新しい体力測定を実施
可搬式フォースプレートで“遊びながら科学する”新しい体力測定を実施
~子供から高齢者、トップアスリートまで、“力データ”を科学的に活用する社会へ~
名古屋市に本社を置く新東工業株式会社(代表取締役社長:永井 淳)は、2025年10月5日、株式会社ユーフォリアと共同で自社開発の地面反力計「フォースプレート by ZYXer🄬」(※1)を用いた子供向け体力測定イベントを実施しました。
■ ユーフォリア社と共同で子供向け体力測定イベントを実施
東京都台東区のジュニア育成地域推進事業の一環として開催された体力測定会で、従来の反復横跳びや10m走に加え、フォースプレートを活用した「もも挙げゲーム」を目玉コンテンツとして実施。このゲームは、単に脚を速く上げるだけでなく、「地面反力をいかに効率よく発揮できるか」をスコア化し、科学的な運動評価を体験できる内容となっています。
当日は小学生を中心に約25名が参加し、体重でノーマライズしたスコアにより年齢や性別に関係なく競い合いました。
左右の脚力バランスや持久力もスコアに反映され、“遊びながら科学する”新しい体力測定体験となりました。
共同開催したユーフォリア社からは「過去のイベントの中でも特に盛り上がり、自分の力をリアルタイムで感じられるのは大きな意義がある」とのコメントをいただきました。
■ 子供から高齢者まで“力データ”を身近に
当社は同製品の軽量性と可搬性を活かし、これまでトップアスリートや研究者の専門施設に限られていたフォースプレート計測をより多くの人々に開放し、アマチュアスポーツ、学校教育、高齢者の健康増進など、「力データのインフラ化」を目指していきます。
すべての人が関係する歩き方、動き方の基本となる地面反力。それを可視化することでケガの防止や運動能力向上に繋げます。また、より科学的で実用的な分析のため、その他動作解析技術との連携も進めていきます。
■ 教育現場での活用
さらに当社では、可搬式フォースプレートの貸出やイベント活用を通じ、全国各地で子供向け計測体験の機会を広げるとともに、STEM教育(※3)への貢献も目指しています。
新東工業力覚センサグループは、「力が見えると世界が変わる」をキーワードに事業展開を進めており、フォースプレートも活用しながら今後も力データが身近にある世界を作ることを推進していきます。
■イベントの様子 https://www.youtube.com/watch?v=BVQccWm1laU
※1: 自社開発の地面反力計「フォースプレート by ZYXer🄬」:従来設置型が主流であるフォースプレート。可搬式でも板の剛性を確保する必要があり、重量が重いものがほとんでした。その中で当社は、6軸力覚センサ技術(※2)によって天面板のわずかなひずみを検知・補正することで、天面板の重量を抑えながらも高精度を維持。これにより、業界最軽量(約8kg)で高精度を両立したフォースプレートを実現しました。
さらに、自社製のサーボシリンダによる校正システムを用いてコストダウンを図り、価格と性能の最適バランスを実現しています。
※2:6軸力覚センサZYXer🄬 :力とモーメント(モノを回転させようとする力)を検知するセンサ。X,Y,Z軸方向の力(3軸分)と各軸におけるモーメント(3軸分)の合計6軸のデータを取得するセンサ。業界最高レベルの検出精度でのデータ取得が可能。ZYXer🄬は新東工業株式会社の登録商標です。
※3:STEM教育への活用:当社力覚センサ事業グループの副マネージャー 永井 兼は次のように述べています。
「子供のうちから自分の体や動きをデータで振り返ることで、トライ&エラーを繰り返す“考える力”が育つ。力のデータを科学的に理解することは、自身の体を使った探究学習であり、STEM教育の一環としても大きな可能性を持っています。」




















































