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集塵機用難燃性カートリッジフィルタが “超”モノづくり部品大賞 「健康福祉・バイオ・医療機器部品賞」を受賞

新東工業(本社:名古屋市、代表取締役社長:永井 淳)が開発した集塵機用難燃性カートリッジフィルタ「FRシリーズ」が、モノづくり会議および日刊工業新聞社主催の「第19回/2022年 “超”モノづくり部品大賞」において「健康福祉・バイオ・医療機器部品賞」を受賞いたしました。

 

 

商品WEBサイト:https://www.sinto.co.jp/product/environment/dust/fire-control/

 

“超”モノづくり部品大賞は、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の部品・部材に授与される賞です。

集塵機用難燃性カートリッジフィルタ「FRシリーズ」(以下、FRシリーズ)は、レーザ加工やプラズマ加工時に発生するヒュームを捕集する集塵機に使用されるろ材です。FRシリーズは当社独自の難燃加工により延焼抑制性能が高く、難燃性能評価「UL94V」において最も等級の高い「V-0」相当の性能を有しています。また、従来の難燃性フィルタと比較し1/4のコスト低減を実現しており、低コストで粉塵火災のリスクを減らすことができます。

 

youtube動画リンク:https://www.youtube.com/watch?v=8hJsI42jWuI

 

当社は、モノづくり産業のさらなる発展には働く人の安全と健康、快適な作業環境を提供することが必要と考え、集塵機メーカーとして粉塵火災リスクへの対策を進めています。当社はこれからも、粉塵火災の予防や、早期検出、延焼抑制に取り組み、安全に仕事ができる作業環境の実現に貢献してまいります。

 

〈関連サイト〉

第19回/2022年 “超”モノづくり部品大賞:https://award.cho-monodzukuri.jp/

主催:モノづくり会議、日刊工業新聞社

 

 

【新東工業の粉塵火災対策の取り組み】

当社は粉塵火災(粉塵が原因で集塵機やダクトから発生する火災)の発生メカニズムを分析し、独自の知見からエンジニアリングしたシステム「粉塵火災対策システム」を提案しています。集塵機の入口部分から出口部分まで、難燃性フィルタをはじめとした各火災対策アイテムを組み合わせることで火災リスクを最小化することができます。また、生産現場の現状を踏まえて、各火災対策アイテムを個別に提案することもできます。
①汎用集塵機ダスミックJXMシリーズ
可燃物となる粉塵がフィルタ表面に付着していると、火の粉や静電気によって発火することがあります。ダスミックJXMシリーズは、独自に開発した粉塵の払落しシステムを搭載し、フィルタ表面に付着した粉塵をムラなくクリーニングします。可燃物となる粉塵をフィルタの表面に残さないため、火災の発生リスクを低くすることができます。
②湿式チャンバ
集塵機の前段に設置する装置です。集塵機へ吸引される火の粉を水によって除去します。重力沈降式やサイクロン式の装置と比較して、確実な消火を期待することができます。

※アルミニウムなどの禁水性粉塵の吸引はできません。

③早期火災検出システム
粉塵を検出するセンサを活用してフィルタの焼損や粉塵漏れを検出し、火災発生の可能性を周囲に知らせます。また、延焼防止装置と連動させることで、火災発生時の被害を小さくすることも可能です。
④難燃性フィルタ
当社独自の難燃加工を施したフィルタです。万が一着火した場合にも延焼を抑えます。

また、難燃性フィルタには、着火源の一つである静電気の帯電を防ぐ「帯電防止仕様」もラインアップしています。

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