砂処理システム
(回収・篩分け、冷却・貯蔵、混練、供給)
![生型 砂処理システム](images/img_main.jpg)
いい鋳物づくりは、いい砂づくりから
良い生砂には、3つの条件があります。
これらを兼ね備えた砂を常に供給するには、砂のミクロな性状を管理しなければなりません。
その究極が、砂ひと粒単位での性状管理。砂粒を見るから、砂が、鋳物がわかる。
新東の砂処理は、良い鋳物づくりを支えます
回収・篩分けシステム
異物の確実な除去、早期砂冷却で品質確保。
早期段階から段階的に冷却、加水することで「いい砂づくり」に貢献。
![ミスト散水装置](images/img-mist.jpg)
商品名
ミスト散水装置
特長
モールドクーラーに設置し、製品により層別されたミスト散水量を制御します。
ミスト散水量の制御により、砂温・水分を安定化、不良を低減。
![砂温比例注水装置](images/img-reserve.jpg)
商品名
砂温比例注水装置
特長
砂回収ベルトコンベヤ上で解砕後の回収砂の 砂温測定と砂の有無検知により、早期冷却する ための散水装置です。
早期の砂冷却により、砂性状の安定化に貢献。
自動散水により、半手動散水の作業工数を低減。
砂回収直後の加水・冷却により、粉塵や熱による作業環境を改善。
![ロータリースクリーンRCS(中子ガラ除去装置)](images/img-rcs.jpg)
商品名
ロータリースクリーンRCS
(中子ガラ除去装置)
特長
回転ドラム式ふるいのコンパクトな構造で、ばらし後の回収砂を連続的に粉砕します。
パンチングスクリーン方式で確実に砂ダマ・中子ガラを分離します。
回転ドラム式ふるいで低振動・低騒音。
砂の滞留時間を長くし、冷却効率が向上。
回転ドラム内の掻き揚げ板により、高い破砕効果を実現。
仕様
型式 | RXS10A | RXS10-30B | RXS10-40A |
---|---|---|---|
砂処理量(t/h) | 60 | 120 | 160 |
冷却・貯蔵システム
変動する砂への適応、高速撹拌で冷却性向上。
効果的な冷却と確実で適正な砂の寝かせにより混練工程に向けて安定化を実現。
回収砂の温度と水分量を測定し、測定値に比例した量の冷却水を回収砂に添加します。
これを回転ドラムで撹拌しながら外気を導入することによって蒸発潜熱により、砂を冷却し、サンドビンで安定化。
![砂温水分比例注水装置 MIAⅡ](images/img-mia2.jpg)
商品名
砂温水分比例注水装置
【MIAⅡ】
特長
低温低水分から高温砂まで、変動に合わせて 自動で注水します
回収砂の温度と水分が安定し、鋳物不良を低減。
過剰注水による棚つりや砂付着を解消。
仕様
型式 | MIAⅡ06 | MIAⅡ07 | MIAⅡ09 | MIAⅡ10 |
---|---|---|---|---|
[検出部]設置ベルト幅(mm) | 600 | 750 | 900 | 1050 |
![注水撹拌装置 MDSW](images/img-mdsw.jpg)
商品名
注水撹拌装置
【MDSW】
特長
MIAにて算出された注水量を散水し高温低水分の回収砂と高速で撹拌します。
高精度な撹拌は後処理工程でのサンドクーラでの冷却効果を高めます。
回収砂攪拌による保水性向上で砂の粘結力が向上。
回収砂中に水分を均一に分散させ、砂の水分偏析をなくします。水分の偏析が少ないため、貯槽装置などへの砂付着が減少。
平均滞留時間は数秒で、高度な撹拌が可能。
仕様
タイプ | 小容量タイプ | 大容量タイプ |
---|---|---|
処理能力(t/h) | 20~40 t/h | 40~80 t/h |
![サンドクーラーRCT](images/img-rct.jpg)
商品名
サンドクーラー
【RCT】
特長
砂温水分比例注水装置MIAIIと組み合わせることで、砂の温度・水分を適正範囲にコントロール。
振動・騒音が少なくメンテナンスも容易。
出口部のスクリーンで異物を連続分離。
仕様
型式 | RCT-20 | RCT-40 | RCT-80 | RCT-120 | RCT-160 |
---|---|---|---|---|---|
砂処理量(t/h) | 20 | 40 | 80 | 120 | 160 |
![サンドビンBIN](images/img-sandbin.jpg)
商品名
サンドビン
【BIN】
特長
砂が投入された順に切り出されるため、砂管理が容易。テーブルフィーダが回転する省エネ設計。
先入れ先出しで滞留時間を確保し回収砂を安定化。
振動・揺れがほとんどなく、高所にも設置可能。
シンプルな構造でメンテナンスフリー。
短形ホッパーで発生しやすい棚つりなし。
仕様
型式 | BIN20S | BIN30S | BIN40S | BIN50S | BIN60S | BIN80S | BIN100S |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シェル径(mm) | Φ3050 | Φ4850 | |||||
砂切り出しテーブル径(mm) | Φ2700 | Φ3700 | |||||
テーブルライナ径(mm) | Φ2700 | Φ3700 |
![砂量監視マイクロ波センサ](images/img-sensor.jpg)
商品名
砂量監視マイクロ波センサ
特長
サンドビン内に設置し、リアルタイムに砂保有量の変動を監視し、砂保有量・寝かせ時間の見える化を実現。
砂量変動の早期発見による不良発生の未然防止に対応。
砂の寝かせ時間の適正確保にも活用可能。
粉塵環境下でもリアルタイムで砂量監視。
![サンドビンへの設置イメージ](images/img-sandbin-2.jpg)
サンドビンへの設置イメージ
混練システム
混練バッチ内コントロールで、混練不良砂を出しません。
中子混入量の多いラインでも“いい砂”に混練します。
![水分測定注水装置 MIC](images/img-mic.jpg)
商品名
水分測定注水装置
【MIC】
特長
高精度で信頼性の高い水分コントロールが可能となり、砂性状が安定し、不良を低減。
混練途中での注水量が少なくなり、混練時間を短縮。
コンパクタビリティ制御装置MIEとの組み合わせにより、混練作業の省人化が可能。
仕様
型式 | MIC06 | MIC07 | MIC09 | MIC10 |
---|---|---|---|---|
設置ベルト幅(mm) | 600 | 700 | 900 | 1050 |
![水分測定注水装置 MICX](images/img-micx.jpg)
商品名
水分測定注水装置
【MICX】
特長
混練前の砂温・水分量を測定し、設定した水分量 まで自動で注水。混練砂への注水を自動化することで不良を低減。
高精度で安定した注水制御。
一回の注水で目標水分を狙うことができ、 混練時間は延長せずに砂温の上昇を抑制。
水分センサを組み込んでいない既存設備への導入も可能。
![混練機 MSK](images/img-msk.jpg)
商品名
混練機
【MSK】
特長
加圧ローラーを用いたすぐれた混練性能で短時間に充分混練された砂が調整でき、型崩れや砂かみなどの不良を低減。
混練初期にはマラーの回転数を上げて砂、水、バインダーの混合を促進。
内部の樹脂ライナーとディンプル加工の相乗効果で砂の付着を減らし、混練能力を維持。
マラーケーキを砕きながら高速排出し、混練時間を短縮。
![加圧ローラで粘性を引き出した砂粒表面](images/img-msk-a.jpg)
加圧ローラで粘性を
引き出した砂粒表面
![攪拌のみでベントナイトが粒状に付着した砂粒](images/img-msk-b.jpg)
攪拌のみでベントナイトが
粒状に付着した砂粒
ベントナイトにせん断を与え練り込みのできる加圧ローラで、より安定した生砂を最少のベントナイト、水分添加で得ることができ、混練に必要なエネルギーも最小化出来ます。 砂の温度上昇が少ないので、中子砂の混入が比較的多い回収砂でも十分な練り込みで 適切な砂をつくれます。
仕様
型式 | MSK-25 | MSK-30 | MSK-45 | MSK-60 |
---|---|---|---|---|
1バッチ処理量(kg) | 1500 | 2000 | 3200 | 4300 |
最大処理量(t/h) | 28 | 37 | 59 | 80 |
![添加剤重量計量装置](images/img-additive.jpg)
商品名
添加剤重量計量装置
特長
混練砂に必要な添加剤の量を自動で計測し、 混練砂の性状安定に貢献。
バインダ重量計量による数値管理でばらつきを低減。
ベントナイト、シーコール、デンプンなどの実際の投入量を数値管理。変動の早期発見による不良発生を未然防止。
高精度な計測。
![コンパクタビリティ制御装置MIE](images/img-mie.jpg)
商品名
コンパクタビリティ制御装置
【MIE】
特長
混練中のCB値を直接計測し、目標の砂性状で あることを確認してから、砂を排出することで高精度な混練を実現。
混練中の砂性状を測定、混練バッチ内コントロールで不良砂を流しません。
水分測定注水装置MICとの連動、調整により、 短い混練時間で砂性状を安定化。
変化する砂性質に対し、検量線を自動補正、 注水量をオートチューニング。
![設置イメージ図](images/img-mie-2.jpg)
設置イメージ図
仕様
型式 | MIE |
---|---|
測定項目 | CB値、含有水分、混練中の砂温、混練前の砂温 |
供給システム
造型機が砂を選ぶ。ばらつき最小化を目指した“いい砂づくり”。
造型直前の砂性状を自動で計測。砂の変動を予測して、造型機直前の最終砂品質のばらつきを最小化。
砂性状がNGの場合、後工程に流しません。
![エアレータDIK](images/img-dik.jpg)
商品名
エアレータ
【DIK】
特長
造型前の砂を撹拌してほぐし(ダマ砕き)、 鋳型の充てん性をUPすることにより、不良を低減。
細かくふわりとした砂にすることで、造型時の 砂充てん性が向上し、鋳型強度が向上。
仕様
型式 | DIK2 | DIK3 | DIK4 |
---|---|---|---|
砂処理量(t/h) | 40 | 80 | 160 |
![インライン生砂特性自動計測装置IDST](images/img-idst.jpg)
商品名
インライン生砂特性自動計測装置
【IDST】
特長
造型機直前での最終砂品質をインラインで連続自動測定。
造型機直前の砂を測定し、高精度に砂性状を管理。
CBフィードバック制御システムにより、混練機目標CBを自動調整し、造型機上での安定した砂を供給、不良の発生を未然に防止。
![インライン生砂特性自動計測装置IDSTの特徴](images/img-idst-description.jpg)
仕様
- 測定項目
- 砂温、CB値、水分、通気度、圧縮強度
生砂測定砂試験器
安定した品質の鋳物を生産するためには、砂の管理が重要です。
砂試験器で誰でも手軽に砂性状の測定ができ、砂に起因する不良の削減へつなげることができます。
![生砂特性自動計測装置GDST](images/img-gdst.jpg)
NEW
商品名
生砂特性自動計測装置
【GDST】
特長
1台で生砂の砂温、CB値、水分、通気度、圧縮強度を約40秒で計測。
簡単操作で測定者ごとに、ばらつきのない砂性状データを測定可能。
測定データをPCで確認でき、遠隔で砂性状の異常を確認。
エアコンプレッサー内蔵のため、エアー配管の接続不要。
仕様
- 測定項目
- 砂温、CB値、水分、通気度、圧縮強度
キャステックカンパニー
鋳造事業部 営業グループ