重要課題(マテリアリティ)の特定
認識する社会課題
私たちを取り巻く環境は、今後数十年単位で見た場合、大きく変化していきます。地球環境としては、温暖化の進行による異常気象や自然災害の悪化などの気候変動、化石燃料をはじめとする資源の枯渇化、COVID-19に象徴される未知の感染症などの懸念が予想されます。
また、デジタル化の進展、技術革新、さらには先進国における少子高齢化の進展や人々の価値観の変化に伴うライフスタイル、ワークスタイルの変化など、好むと好まざるにかかわらず、時代は大きく変わっていくことが予想されています。
環境
- 地球温暖化、気候変動
- 資源の枯渇化
- 未知の感染症
技術と産業
- 情報化、AI化、DXの進展
- EV、自動運転
社会
- 少子高齢化の進展
- 健康、安心・安全・快適の追求
- 価値観、ライフスタイルの多様化
目指す姿と新東の提供価値
新東工業グループは、創業以来80有余年にわたり、一貫してものづくりで素形材産業をリードしてきました。
今後の環境変化、それに伴う社会課題に対し、「新東工業グループとして何ができるか」を考えた場合、これまでの歴史の中で培ってきた技術と経験をもとに、私たちの強みである「ものづくりを通じた社会貢献」、「大切にしてきた人々との絆」がその中心となると考えています。
私たちが目指す姿として、世界中の仲間、未来の仲間と共に、社会、環境にプラスになることを追求し、1.環境にやさしい循環型社会、2.ものづくりを通した安心・安全・豊かな社会、3.感動・成長・幸せを実感できる社会の3つを掲げ、そして、その実現に向け、私たちがこれまでの技術や経験を活かして社会に提供すべき価値を以下の6つと決定しました。
提供価値
目指す姿
- 資源を無駄にしないものづくりの提案
- バリューチェーンを通じた環境負荷低減
環境にやさしい循環型社会
- 安心・安全・快適な製品・サービスの提供
- 安心・安全・効率的なものづくりの提案
ものづくりを通した安心・安全・豊かな社会
- 多様な人材が安心・安全に働ける職場づくり
- ものづくりを通したステークホルダーとの感動の共創
感動・成長・幸せを実感できる社会
マテリアリティの特定プロセス
重要課題(マテリアリティ)の特定にあたっては、今後の環境変化に伴う社会的課題、新東工業グループの企業理念、培ってきた強み、中期経営計画の取り組み内容、さらには実現したい社会などを勘案の上、重要課題の候補を選定いたしました。
その後、新東工業グループとして社会にどのような価値を提供できるか、ステークホルダーから期待される内容などにつき社内で議論を進め、最終的に5つの大項目に絞り込みを行い、社外取締役の意見を加味しながら、取締役会にて決定いたしております。
これらのマテリアリティに沿って、社会課題の解決に向けて取り組みを進め、地域社会の発展に貢献していきたいと考えています。
なお、特定したマテリアリティは不変のものではなく、今後の環境の変化や事業活動の動向により、必要に応じて変更すべきものと考えており、今後も定期的に見直しを行っていく予定です。