表面改質技術（ショットピーニング）

国内で唯一、GEの求めるレベルに適合する
高度なショットピーニング技術

小さな球状投射材を金属表面に投射することにより、表面に改質硬化を与え部品の疲労強度のアップや耐応力腐食割れ性の向上を図る技術です。
航空機や自動車などの高度な信頼性、軽量化、耐久性を要求される部品に欠くことのできない技術として、特に注目を集めています。弊社はショットピーニング装置、投射材だけでなくショットピーニング処理条件の設定、加工、モニタリングなどのプロセスコントロールを行うショットピーニング管理システムまでをトータルにお届けしています。
弊社のショットピーニング技術は国内で唯一、GEの求めるレベルに適合する高度なものです。

さらに拡がる新東のショットピーニング技術

多段ショットピーニング: 大きさの異なる投射材を順番（工程分を離して）に投射する手法
⇒ 深さ方向へ広範囲に圧縮残留応力を付与する
処理製品例：ギヤ、シャフト、バネ　他

高硬度ショットピーニング: 硬度の高い製品に対して、硬度の高い投射材を投射する手法
⇒ 高い圧縮残留応力を付与する
処理製品例：ギヤ、シャフト、バネ　他

微粉ショットピーニング: 非常に細かい投射材を使用して投射する手法
⇒ 極めて表層にショットピーニング効果を付与する
処理製品例：ギヤ、シャフト　他

温間ショットピーニング: 高硬度の製品に対して温間（150℃～300℃）でショットピーニングをおこなう
⇒ 常温のショットピーニングよりも深く大きな残留応力分布を付与する
処理製品例：サスペンションバネ　他

ストレスショットピーニング: 被加工材の加工面に引張応力が作用するようにしてショットピーニングをおこなう
⇒ ショットピーニングによって生じた圧縮残留応力を、材料のスプリングバックを利用してショットピーニング効果を増加させる
処理製品例：バネ　他

高品質で安定したショットピーニング処理を実現する『技術・サポート』

信頼性を高めるショットピーニング品質管理システム／高性能を維持し続けるサポート体制／使い易く安全なショットピーニング装置には、一般のブラスト装置より、精度の高い投射条件コントロールが求められます。
新東は、インペラー、ノズルなどの投射装置、製品搭載テーブル等に取り付けた各種センサーや高精度流量調整装置、分級装置により、投射量、投射材粒度、投射圧などのショットピーニング条件が常に最適且つ、確実に維持できるように監視しながら総合的なコントロールを行う技術を開発、ショットピーニング処理の信頼性を高めています。

特長

高硬度で高い圧縮残留応力の付与が可能であり、靭性に優れるため比較的平滑な仕上面が得られます。
また長寿命であり廃棄物発生量の削減にも貢献します。

仕様

平均粒度	約0.05mm～0.2mm
硬度	Hv900～950

目的

ギヤ、バネ、金属、ダイス等の疲労強度向上
ステンレス部品等の応力腐食割れ防止
表面粗さの改善、均一化
耐チッピング、ピッチング性の向上
クラックの発生防止・抑制
各種軸受部等の耐摩耗性の向上
金型等の湯流れ性の改善

適応製品事例

自動車部品

ギヤ

シャフト

エンジン部品

クランクシャフト
カムシャフト
エンジンバルブ
バルブロッカーアーム
コネクティングロッド
タイミングギヤ
チェーン
弁バネ

ミッション部品

ギヤ各種
シャフト各種
ベアリング各種
CVT部品

脚まわり部品

ボールジョイント
サスペンションバネ
スタビライザー
アクスルシャフト

工作機械部品

バネ

駆動部

各種ギヤ
各種板バネ
各種弁バネ

ミッション部品

脚まわり部品

エンドミル
ドリル

航空機部品

エンジン部品

タービンブレード
タービンディスク
ギヤ各種

機体

胴回りフレーム
翼

ランディングギヤ

鉄道部品

車体フレーム

車輪

サスペンションバネ

レール

建設機械部品

エンジン部品

ミッション部品

脚まわり部品

刀具・ショベル

溶接構造物

化学薬品容器

圧力タンク

橋脚

橋梁

精密機器部品

バネ

歯車

シース

金型

ダイキャスト金型

プレス金型

鍛造型