お知らせ
医療・食品で求められるクリーンな環境での表面処理の加工サービスを運用開始
医療・食品で求められるクリーンな環境での表面処理の加工サービスを運用開始
新東工業株式会社(本社:名古屋市、社長:永井 淳)は、電子部品、精密機器、医療機器等クリーンな環境下でのものづくりを支える「クリーンプロセスラボ」を開設し、クリーンな空間での表面処理加工サービスの提供を開始しました。
市場規模の拡大が見込まれる電子部品や医療機器の分野では、空気中の微生物や微粒子が不良発生に大きく影響するため、空気清浄度(空気のキレイなレベル)が一定以上確保された空間での製造が要求されます。しかしながら、当社が展開するマイクロブラスト※1(上付け)やバレル研磨などの表面処理は、噴射材や研磨材を使用するため微粒子が浮遊する可能性が高く、これまでクリーンな環境下での使用は不向きとされてきました。
そこで、このたび、当社独自のステンレス加工技術および表面処理技術を用いて、空気清浄度の国際統一規格「ISO 14644-1」のClass7※に相当し、電子部品、光学機械、精密部品や医療機器の製造を可能にした「クリーンプロセスラボ」を立上げ、クリーンな環境下での表面処理の加工サービスの提供を開始しました。またISO 14644-1のClass6の要求事項を満たした洗浄工程も併設し、表面処理加工から洗浄、検査、梱包までワンストップでサービスをご提供することを可能にしました。
長年培ってきた表面処理技術を時代のニーズに合わせてさらに進化させ、これからもお客様のものづくりの発展を支援します。
※1 | ショットブラスト工法の一種で、30~50µmレベルの微細な孔加工、溝加工が可能。 |
※2 | クリーンルームの空気清浄度に関する国際規格。Classの数字が小さくなるほど、清浄度が高い。 |
Class7は電子部品、光学機械等の精密な部品や医療機器製造に適するとされる。 | |
0.5μm粒子が1ft³(約28.3リットル)あたりに10,000個以下の状態。(参考:一般的なオフィスでは0.5μm粒子が1,000,000個くらい浮遊) |
プロセスラボ内部
◆クリーンプロセスラボについて https://www.sinto.co.jp/facility/#a-clean