お知らせ

高さ1300ミリの大型H形鋼のブラスト処理に対応する鉄骨用ショットブラスト「KACX-Ⅳ」を販売開始します。

大型建築物等で使用される高さ1300ミリの大型H形鋼において、建築工事標準仕様書(JASS6)が規定する「すべり係数」の確保に対応可能。

鉄骨用ショットブラスト KACX-Ⅳ

新東工業株式会社(本社:名古屋市、社長 永井 淳)は、鉄骨用ショットブラストKACXシリーズにおいて、大型のH形鋼のブラスト処理が可能な「KACX-Ⅳ」を新たに販売開始します。
鉄骨用ショットブラストWEBサイトはこちら

 

昨今、建築物の大型化や高強度化に伴い、建築資材となるH形鋼の大型化が進んでいます。しかし、H形鋼は建築工事標準仕様書(以下、JASS6)において、接合摩擦面(他の部材と接合する面)のすべり係数が0.45以上となるように処理をする必要があります。そのため、これまで大型のH形鋼については、作業者がサンダー処理を行ったのち、赤さびを発生させて、すべり係数の確保を行っていました。

今回当社が販売開始した「KACX-Ⅳ」は、鉄骨用ショットブラストKACXシリーズの最新機種で、高さ1300mm×幅500mmの大型のH形鋼について、全面処理や穴部分処理などをブラスト処理することが可能です。これにより、大型のH形鋼であっても、表面粗さRz50μm以上の表面粗さを創出して摩擦力を高め、JASS6が規定する、すべり係数0.45を確保することが可能になりました。また、KACX-ⅣによるH形鋼の処理時間は、従来のサンダー処理の約10分の1以下となるため、作業の効率化や作業者の負担解消にも貢献します。また、ブラストによる処理は、その他の工法と比較してすべり係数が高くなるため、高品質な処理を行うことができます。

鉄骨用ショットブラストによるすべり係数確保についての紹介はこちら

 

■接合摩擦面の処理とすべり係数の関係

 

 

■KACXシリーズによるH形鋼の処理例

 

■H形鋼用ショットブラスト「KACXシリーズ」紹介動画

 

■鉄骨用ショットブラストKACX-Ⅳ 特徴

①大型H形鋼のブラスト処理に対応

高さ1300mm×幅500mmまでのサイズを処理することが可能で、近年大型化が進むH形鋼の処理に対応。

 

②作業者負担を軽減

大型のH形鋼でも反転作業不要で1度にすべての処理が可能に。また、処理後にフランジ面に残留した投射材を払い落とす機能も搭載し、作業者の作業負荷を大幅に軽減。

 

③省エネ対応

処理を行うH形鋼のサイズに合わせて処理機構の稼働を最適化することによって電力消費量を抑え、ランニングコストを低減。

 

④ピット施工工事が不要

設置にあたり、お客様でのピット施工工事が不要なため、工事費用の削減が可能。

↑